通信講座のコース
《日本古典への招待》 オンライン講座 枕草子-歴史そのままと歴史離れ- 前半講座
国文学者・フェリス女学院大学名誉教授
三田村 雅子
《日本古典への招待》 オンライン講座
日本の古典文学を著名な大学名誉教授が分かりやすく解説します。
学び直しも、新たな学びも。
パソコン・スマホ・タブレット等を使って、全国各地お好きな場所でお好きな時間にどなたでも何度でも受講できます。ぜひお気軽にご受講ください。
枕草子-歴史そのままと歴史離れ- 前半講座
第1回~第7回
第一回 「あとがき」から読む『枕草子』
第二回 「春はあけぼの」―「~は」型章段の行方
第三回 「~もの」型章段の逸脱
第四回 積善寺供養段の桜
第五回 清涼殿の桜と疫病
第六回 「淑景舎東宮に」段の輝き
第七回 「関白殿黒戸より」に見られる道隆退場
●講師からのコメント
『枕草子』は10世紀の終わりから11世紀の始めにかけて成立した不思議な作品です。内容は歌枕のような地名、辞書的な項目、ひねりの利いた皮肉な分類、宮廷女房日記的なものと、多彩ですが、いずれも、中宮定子の女房としての価値観と美意識を背景としたユニークな文章の集成となっています。
今回は、『枕草子』の宮廷日記的な側面に焦点をあてながら、『枕草子』が書こうとし歴史と、他の歴史資料によって想定される事実との落差、隔たりを取り上げ、『枕草子』がいかに、歴史的事実に背き、抗い、独自の世界を構築していったのかを見ていきます。
そのことで、『枕草子』が描こうとした世界の本質を明らかにし、当時の読者にもたらした影響の考えます。『源氏物語』の登場の10年ほど前に登場したこの『枕草子』という作品がどのように享受され、どのような波及効果を生み出したか。それが後々までどのように受け止められてきたかも併せて考えていこうと思います。
講師:
三田村 雅子
曜日・時間: 視聴期間 2025年3月31日まで
受講メモ: 前半全7回 受講料11,550円(税込み)
https://t.livepocket.jp/e/lja31
【準備するもの】
パソコン、スマートフォン、タブレット端末いずれか1台
インターネット環境(Wi-Fi利用の場合は、通信環境の良い場所でご視聴ください)
※なお、お申込み、決済システムはLivepocketを利用しています。カード決済(VISA、MasterCard、JCB)のみご利用できます。
お申込み後、資料がある場合は1週間以内(土日祝をのぞく)にメールにてお送りします。
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※本動画はストリーム配信です。