トップ > さん太アンケート一覧 > 第13回アンケート結果 テーマ「岡山弁」最も使うのは「じゃ」 3人に1人「恥ずかしい」
2014年10月5日掲載
山陽新聞社
 1位「じゃ」、2位「おえん・いけん」、3位「でーれー、ぼっけー、もんげー」―。山陽新聞社がインターネット上で行った「さん太アンケート」で「最も使う岡山弁」を挙げてもらったところ、こんな結果が出た。岡山弁に対して抱いているイメージは「きつい」「品がない」など“マイナスワード”が目立ち、3人に1人は使うことを「恥ずかしい」と感じている実態も浮かび上がった。

 岡山弁を使う人を対象に最も使う言葉を答えてもらうと、「じゃ」が全体の39.5%に達し、2位以下を大きく引き離した。「○○だ」を表すオーソドックスな「じゃ」をはじめ、「じゃろ」「じゃが」「じゃけー」「じゃけん」「そうじゃ」「じゃーじゃー」などさまざまな“活用形”で使われていた。

 「駄目」を意味する「おえん・いけん」は13.6%、「すごい」を表す「でーれー、ぼっけー、もんげー」は11.2%だった。続く4位には「しなさい」の岡山弁「しねー、せられー、しんちゃい」(7.4%)、5位には「たくさん」の意を持つ「ぎょーさん」(1.9%)が入った。

 子どもたちの間で大ブームとなっているゲーム・アニメ「妖怪ウォッチ」で「もんげー」が使われ、全国的な注目を集めているが、「でーれー」「ぼっけー」「もんげー」の中で日ごろ最も使うものを選んでもらうと、「もんげー」と答えた人はわずか0.8%。「でーれー」(40.7%)、「ぼっけー」(32.1%)に大きく水をあけられた。

 三つともに「使わない」という回答も26.0%に上り、男女別では男性の9.7%に対し、女性は39.3%と4割近くもあった。世代別では30代(38.6%)と40代(33.3%)で3割を超え、「でーれー」や「ぼっけー」は比較的高齢の男性を中心に使われている傾向がうかがえた。

 「もんげー」については岡山県が先月から新たなPR用キャッチフレーズとして使用。その評価を尋ねたところ、「評価する」が26.2%、「評価しない」が39.3%となり、「評価しない」が上回る結果に。34.5%は「どちらでもない」とした。評価する理由としては「『妖怪ウォッチ』の流行に乗ってPRできそう」などの声が多く、評価しない理由としては「『もんげー』は使わない」などが寄せられた。

 岡山弁のイメージについては「汚い、品がない」(18.4%)と「きつい、強い」(17.7%)が1、2位を占め、3位は「田舎っぽい、のんびりしている」(9.4%)。そのためか、岡山弁を使うことについては「恥ずかしい・やや恥ずかしい」が34.4%と「誇らしい・少し誇らしい」の24.7%を上回り、世代別でも70代を除く各世代で同様の傾向となった。

 「実はそうと知らずに使っていた岡山弁」を尋ねた質問では、書道の起筆やものごとの最初の部分を指す「うったて」、適当に文章を書く「チャラ書き」、しょうゆなどがなくなることを表す「みてる」のほか、20以上の数を「『にーいち』『にーに』『にーさん』…と『じゅう』を省略して読む数え方」などが寄せられた。

 さん太アンケートは「地域の今」をこれまで以上に紙面に反映するため、山陽新聞読者を中心とした会員組織「さん太クラブ」の入会者を対象に昨年7月にスタート。13回目の今回は9月23~29日に実施し、計1219人から回答を得た。

 グラフは小数点以下第2位を四捨五入したため、合計が100%にならないものがある。

※各設問の割合は四捨五入値。問3、6、10、11、12、13、14は記述のため省略。

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