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2015年3月1日掲載
LaLaママFile vol.51
理学療法士・中野 直美さん

子育てを楽しみながらも自分らしさを忘れずに輝いているママをPick upする『LaLaママFile』。vol.51は、2人の息子さん(4歳、2歳)のママでありながら、理学療法士(川崎医科大学付属病院リハビリテーションセンター勤務)として、患者さんの身体機能の回復を図り、社会復帰のための支援を行っている中野直美(なかの・なおみ)さん(30)=岡山市在住=を取材しました。
病気やケガが原因で運動機能を損ねてしまった患者さんに対し、マンツーマンの運動指導を行っています。退院もしくは転院するまでの期間が1~2週間の急性期、病状が安定し自宅に帰れるようになるまでの回復期など、両方の患者さんが対象です。中野さんは2人目のお子さんを出産後、育休時にはケアマネジャーの資格も取得。介護保険サービスなど、具体的な社会支援の在り方にも関心を持ち研さんを積んでおられます。また最近では、理学療法の新しい分野といわれている「ウィメンズヘルス」にも興味を持ち、研修会に足を運んでいるそうです。妊娠・出産など女性特有のライフステージや体の変化について知り、なるべく早い時期からケアや予防に取り組んでいこうという分野です。理学療法という専門性にとどまらず、あらゆる方面から見識を深めていこうとするよい意味での貪欲さと、勢いを持っている中野さん。お仕事と子育てについて語っていただきました。



お仕事にいたる経緯、思いなどを聞かせてください。 
 私の母が長年、病院で医療事務の仕事をしていたこと、小学校から高校生までずっと陸上部に所属、運動機能については以前から興味があったので、大学は医療関係に進学しようと思っていました。当時は理学療法士の大学が少なく、倍率も高くて狭き門だったので、川崎医療福祉大学に無事合格した時にはうれしかったですね。4年間大学で学び、附属病院に勤務しながら結婚、出産、育休を経験し現在にいたります。
ケアマネジャー研修の際、5〜6年前に回復期を経て退院された方のお家に伺う機会がありました。後遺症はまだあるのですが、奥様と二人で元気に生活されていて「今度は料理をしてみたい!」など、いろんなことにチャレンジしたいという前向きな姿を拝見しました。退院時には見られなかった明るい様子に、この方の身体機能だけでなく心の回復にもなる最初のきっかけに自分が関われたことを、とても嬉しく感じましたね。
病院の理学療法士は入院中の方を対象に仕事をしているため、退院がゴールと思われがちですが、患者さんにとってはそこがスタートだと思います。皆が皆、入院される前の状態と同じように回復されるわけではありません。ですから、患者さんが家に戻られてからの生活、新しい環境などについて一緒に考える必要性を感じ、ケアマネジャーの資格を取りました。運動能力面が回復していても家族関係や社会的背景などの問題から、なかなか家に戻ることができない方もおられます。そういった社会的サポートを必要とされている方の支援もしたいと思ったからです。

ウィメンズヘルスについて教えてください。
 私自身、妊娠、出産を経験して女性の体は大きく変化していくものだな、と実感しています。妊娠中・産後にマイナートラブルといわれる、腰痛や尿漏れなどの症状が出ることがありますが、産後は特に育児に追われて、「これぐらいなら」とつい放っておくことが多いようです。その時点では体の不調を何とか若さで乗り切っていても、ある程度年をとると、出産の影響による支障があちこちに出てきますので、特に女性には気を付けていただきたいと思っています。骨盤を支える筋肉は「骨盤底筋」といわれますが、この筋肉を鍛えることによって、産後や中年以降の尿漏れなどにも効果があるといわれています。筋力低下、加齢、肥満などが原因といわれる「変形性ひざ関節症」も、若いうちから正しい体の使い方や姿勢を心がけていると、年齢を経てもある程度予防できるものですよ。理学療法士として、ライフステージで体に変化の生じやすい女性にヘルスケアの仕方も伝えられたら、と思っています。そのためにも、ウィメンズヘルスについてもっと勉強していきたいです。

中野さんの子育て観などを教えてください。 
 今は主人が津山で仕事をしていますので、平日はほぼ一人で子育てをしています。毎日子どもに「早くしなさい!」とせかしながら生活しています(笑)。子育の方針は、基本的には元気に育ってくれればそれでよいと思っています。子どもがやりたいと思うことはさせてあげたいですね。私自身、興味のあることに対して、とことん行動するタイプですので、私の姿を見て、子どもにもどんどん突き進んでいって欲しいですね(笑)。気持ちの上では、人を傷つけることなく人に対して優しく、相手のことが思いやれる人であって欲しいと思います。お休みの日は、なるべく自然の中で体を動かせるように、雪遊びや芋ほり、水遊びなど季節に応じた遊びやイベントを楽しむようにしています。体力づくりは子どもも親も必要ですね。
1人目を出産した後は「子どもがいるから今までのように仕事ができない」「予定通りに進まない」など、落ち込んだ時期もありました。でも実際に自分で出産、育児を経験して気づいたこともたくさんありますし、子育てを通して視野も広がってきました。これからも仕事と子育てのバランスを大切にしながら、自分のやりたいことをより深めていきたいと思います。
―END

病院で運動指導を行う中野さん

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ケアマネジャーやウィメンズヘルスについても熱心に勉強中

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雪山で元気いっぱいの友翔くん

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夏に川遊びをする友翔くん(左)と煌己くん(右)

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