トップ > さん太アンケート一覧 > 第31回アンケート結果 テーマ「行く年・来る年」やっぱり「忙」しい 来年注目 トランプ氏目立つ
2016年12月25日掲載
山陽新聞社
 「行く年・来る年」をテーマに山陽新聞社がインターネット上で行った「さん太アンケート」。恒例の質問、今年があなたにとってどんな年だったか漢字1文字で表してもらったところトップは「忙」(9.1%)、同様に来年はどんな年にしたいかの最多は「楽」(17.4%)で、どちらも聞き始めてから3年連続だった。

 「どんな年だったか」で挙がった漢字は、さまざまな思いが込められた約220。例えば「挑」は大きな挑戦をした人だろうか。「退」は定年退職を迎えた人かもしれない。娘さんが結婚された50代の女性は「婚」、プライベートも仕事も充実していた30代の男性は「実」と答えた。「痛」「悩」「貧」「別」「涙」…つらい経験をしたことが伝わる漢字も並んだ。

 世の中で印象に残った出来事から連想する漢字1文字を聞いた問いで多かったのは「金」。日本漢字能力検定協会の「今年の漢字」と同じ。リオデジャネイロ五輪・パラリンピックでの日本人選手の活躍は記憶に新しい。「災」や「震」も目立った。2度の震度7を観測した熊本地震や、県内でも地域によっては震度5強の揺れがあった鳥取県中部を震源とする地震など、さまざまな災害に見舞われた1年でもあった。

 年が変わる瞬間をどこで迎える予定かの問いは、83.9%が「自宅」という結果に。年齢層が上がるほどその傾向が強く、20代以下から40代の各年代層では「夫や妻の実家」も1~2割程度あった。

 年賀のあいさつの方法(複数回答)は「年賀状」が89.7%(昨年88.2%)と圧倒的ながら、「スマホ、携帯電話、パソコンなどのメール」が34.3%(同30.1%)、「LINE、ツイッター、フェイスブックなどのSNS」が20.1%(同17.0%)と、ともに支持を伸ばしている。

 来年特に力を入れたいことを13項目から一つ選んでもらった。最多は「家族との触れ合い」(25.1%)。年代別に見ると20代以下では「スポーツ」、仕事を離れる人が増える60代では「旅行」、70代では「町内会やPTAなどの地域活動、ボランティア活動」がトップ。ちなみに「仕事」は20代以下で15.4%、30代から50代にかけての層は10.0~11.0%だった。

 自由記述で来年注目したい人物を尋ねると、次期米大統領のドナルド・トランプ氏が目立って多く、初の女性東京都知事・小池百合子氏が追随した。これまでの大統領像とは異なるトランプ氏がどのような政治手腕を見せるのか、日本への影響も小さくないだけに目が離せない。

 スポーツ界では、フィギュアスケートで世界のトップに立ち続ける羽生結弦選手、投打に成績をどこまで伸ばすか楽しみなプロ野球の大谷翔平選手、グランドスラム獲得へ期待が高まるテニスの錦織圭選手ら。ほかに年末で解散するアイドルグループ「SMAP」を書いた人も。自分、息子や娘さん、夫を挙げた人も少なくない。

 今年もあと数日。2017年が皆さんにとって「楽」しく「健」やかで「幸」せな、「明」るく「笑」いにあふれた年になりますように―。

 さん太アンケートは「地域の今」をこれまで以上に紙面に反映するため、山陽新聞読者を中心とした会員組織「さん太クラブ」の入会者を対象に2013年7月に開始。31回目の今回は12月13~18日に行い、721人から回答を得た。

※各設問の割合は四捨五入値。問5は複数回答のため、割合の合計が100%以上になる。問1、2、3、7、8は記述のため省略。

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