山陽レディース倶楽部「きらり」の親睦旅行は11月15日、会員43人が新見市の親子孫水車や、千屋牛を堪能したのち、プレミアムチケットと名高いトロッコ列車「奥出雲おろち号」に乗って紅葉を楽しみました。
まず、新見市では夢すき公園に立ち寄り、日本一と言われている「親子孫水車」を見学。近年見かけることが少なくなった水車がのどかな景色に溶け込む姿に、会員たちは目を輝かせ、写真を撮っていました。
昼食は「哲多食源の里 祥華」で千屋牛会席。新鮮な刺身や揚げたての天ぷら、とり団子鍋や煮物などが並ぶ中でも、厚めにカットされた千屋牛のローストビーフは特に人気があり、参加者は新見の食材を存分に生かした絶品料理の数々に舌鼓を打っていました。
食後は備後落合駅へ移動し、奥出雲おろち号へ乗車。トロッコ部分には窓がないため、涼やかな秋風を受けながら、現地のボランティアガイドによる解説を聞き、紅葉で美しく色づいた山あいを眺めました。途中、停車駅ではたぬきが100年生きたと伝承される「延命水」を汲んだり、列車が険しい斜面を走るために、進行方向をジグザグに転換するスイッチバックという走行方法を間近で見たりと、見どころが多くあっという間の2時間となりました。
降車後は、山陰屈指の紅葉スポットとして有名な鬼の舌震へ。ガイド付きツアーだったため、観賞ポイントや草木の説明などを聞きつつ、列車では景色として眺めていた大自然が織りなす鮮やかな紅葉を散策し、日本の秋を満喫しました。